異物鑑別検査で行う検査項目のご紹介

検査項目 内容
顕微鏡観察 光学顕微鏡を使用し、異物の外観や詳細を観察して推定を行います。
セルロース反応 植物反応で、植物細胞に含まれるセルロースを紫色に染色し判断します。
フロログルシン反応 リグニン(植物質)の有無を確認することにより、植物由来かどうかを判別します。木化反応を確認できます。
スンプ法 毛髪などの凹凸やキューティクルの形を確認するため、影像を顕微鏡で観察する方法で、葉の表面・動物の毛・りん片なども簡単にプレパラートにすることができます。
ルミノール反応 ルミノールは鉄、銅、コバルト等のイオンが存在すると強く発光する事を利用し、血液にはヘモグロビン由来の鉄分が含まれているため、血痕に噴霧すると暗所で青白く発光します。肉眼での判断が困難な場合でも判別することができます。
ベンチジン反応 血液中のヘモグロビンの触媒作用で青紫色に発色する(酸化型ベンチジンに変化します)ことを確認します。
赤外分光分析(IR) 赤外光を用いて、物質(主に有機物)の赤外吸収について測定します。
タンパク質・油分・糖質・合成樹脂などが確認できます。
蛍光X線分析(金属の鑑別) 物質にX線を照射し、物質に含まれる元素の種類と量を分析します。
燃焼試験 異物を燃やして燃焼性の有無を判定します。また、燃やした時の臭いや煙の出方等を詳しく観察することにより、鑑別の手助けをします。
溶解試験 異物が水、酸やアルカリ、有機溶媒等に溶解するかを調べます。
ヨウ素でんぷん反応 微量のデンプンの検出に利用できます。デンプンの呈色は青~紫で、デキストリンは紫~赤。グリコーゲンは褐色を呈します。
キサントプロテイン反応 タンパク反応(アミノ酸を含む物質を橙色に染色する)で、タンパク質の有無を確認します。
オイルレッド反応 油分や脂肪が赤く染色することを確認します。
アンスロン反応 アンスロン反応で糖の有無を確認します。
カルシウム反応 異物に塩酸をかけて発泡するかどうかを確認する検査です。歯や骨などの判断に使用します。
カタラーゼ試験 異物に熱が加えられている(加熱処理、熱湯消毒など)か、かなりの日数(物質により変化あり)が経っている場合には、カタラーゼ活性が無くなるのを利用した、生体内のカタラーゼ酵素を確認する検査です。
  • 異物鑑別検査の納期は約1週間~10日です。
  • 異物検体は、セロテープで貼り付けず、シャーレ等の容器に入れるか、ラップに包んでご送付下さい。
  • 検査料金は検体種別により定額料金ですが、比較品や追加検査を実施された場合はその料金の合算となります。