院内環境細菌検査 採取ポイント レジオネラの話

レジオネラの話

レジオネラ感染症は、近年、新生児の院内感染による死亡例や、温泉・24時間風呂などからの検出事例などの報告が増加している新興感染症です。この病気は、健常者では発症しにくく、幼児やお年寄り、呼吸器系に基礎的障害のある人、抵抗力の弱い人が感染すると肺炎や風邪のような症状を呈する場合があると言われ、場合よっては死に至る感染症です。感染経路は、主にレジオネラを含んだエアロゾル(細かい水滴)を空気と一緒に吸い込む事により、感染すると言われています。レジオネラはもともと土の中に生息する細菌ですが、近年問題になっているのは、様々な環境水がレジオネラにより汚染されていることが多いことで、特にエアロゾルが発生しやすい設備の水は注意が必要になってきています。

注意の必要な施設

  • 病院、診療所
  • 透析施設、産婦人科
  • 老人保健施設、デイケア
  • 幼稚園、スポーツクラブ
  • 大規模入浴施設

注意の必要な設備

  • 24時間風呂、ジェットバス
  • シャワー、給湯設備
  • 加湿器、空調設備の冷却塔
  • 天然の温泉、噴水
  • ネプライザー人工呼吸器
  • その他

検査結果の目安

  • 1. 人が直接エアロゾルを吸引する可能性が低い場合(通常の給湯水、冷却塔水など)
  • 2. 人が直接エアロゾルを吸引する可能性が高い場合(シャワー、浴槽水、加湿器など) 100mL未満

*当社の検査方法は、メンブランフィルターによる集菌法で100mLと高感度な検査方法です。

レジオネラを防ぐには

  • レジオネラを増殖させないこと(設備構造や温度などの条件)エアロゾル発生の防止
  • 定期的な殺菌・清掃

*浴槽水については、公衆浴場水質基準に定められる3項目(大腸菌群数、濁度、過マンガン酸カリウム消費量)も併せて検査されることをお勧め致します。