院内環境細菌検査 採取ポイント

近年、院内感染が問題視されるなか、病院のリスク管理の一環として、院内感染防止対策を立案・実施する前段階で、施設内の衛生状態を把握するための院内環境検査を実施される病医院様が急増しています。
しかし、自院で院内環境検査(細菌検査)を実施する場合は、どのような方法でどこのポイントを採取すればいいのかわからないという場合が多く、このような場合、以下の例を参考にしていただければと思います。

接触感染の起因菌の散在を調べる場合の採取ポイント

採取場所(例) MRSA 黄色
ブドウ
球菌
緑膿菌 大腸菌群数
病室内の酸素吸入器のノブ、点滴台
処置用ワゴンの取っ手、アルコール綿用ボックスのフタ
受話器、共用タオル、スタッフ白衣ポケット付近
手洗いシンクや洗面所シンクのカラン及びスポンジ
トイレ、汚物処理室のドアノブ内側、おむつ交換車
喀痰が出る患者さん、吸引が必要な患者さん、MRSA感染の患者さんなどの周囲

水(または水溶液)を検査する場合の対象菌種と水の種類

検査対象となる水の種類 一般生菌数 大腸菌群数 MRSA 緑膿菌 レジオネラ
手術室の手洗い水
浴槽水 (使用中)
循環浴槽水 (使用中)
加湿器の水
ネブライザーの水
冷却塔水
吸引チューブ浸漬水
浸漬用消毒液 (交換直前)