サルモネラ属菌

食中毒原因物質の性状

腸内細菌科・通性嫌気性のグラム陰性桿菌で、増殖可能な温度域は5~46℃付近、10℃以下ではほとんど増殖しません。熱への耐性は、60℃では20分間、70℃では数分間程度で死滅するとされています。血清型でおよそ2500種に分けられるサルモネラ菌のうち、S.enteritidisは特に発症菌量が少なく、病原性も高いとされています。

分布

家畜の腸内、下水、河川水、土壌など、自然界に広く分布。

原因食品

食肉調理品(特に鶏肉)、卵や牛乳の加工食品(オムレツ、卵焼き、ケーキ類)など。

中毒症状

発症までの時間は喫食後、半日~3日程度で、吐き気・頭痛が起こり、次第に発熱を伴う下痢症状となります。一般に、1~3日で回復に向かうとされていますが、排菌は数週間にわたって続く場合もありますので注意が必要です。

予防のポイント

食肉や卵の取扱い後の調理器具や手を十分洗浄して下さい。菌数が非常に少量でも感染するおそれがあるため、卵や肉を調理する場合には十分加熱して下さい。 定期的な検便の実施により、保菌者の早期発見に努めることが大切です。