腸管出血性大腸菌(O-157)

菌の性状

腸内細菌科エシェリヒア属の一菌種で、通性嫌気性のグラム陰性無芽胞桿菌です。
増殖可能な温度域は7~45℃付近であり、60℃45秒でおおよその菌が死滅しますが、感染力が非常に強く、少量の菌(100個/g)でも感染するおそれがあります。

分布

主に、牛などの家畜が保菌

原因食品

井戸水、牛肉、サラダ、メロン、日本そば等。

中毒症状

産生される2種類のVero毒素が、タンパク質合成阻害による細胞壊死を引き起こします。
喫食から発症までは2~7日と潜伏期間が長く、激しい腹痛と血便を繰り返し、重症になると溶血性尿毒症症候群となる場合もあります。

予防のポイント

保菌者からの汚染もあるため、手洗いを徹底して下さい。
食肉を扱う調理器具と他の食材を扱う調理器具を分けることが大切です。
未殺菌の井戸水や沢の水などを使用しないようにして下さい。
比較的低温でも増殖可能ですので、冷蔵庫で保存していた食品でも食べる前にはよく加熱するようにして下さい。