病原大腸菌

菌の性状

腸内細菌科に属するグラム陰性無芽胞桿菌です。
経口感染し、腸炎や下痢を起こす大腸菌を病原大腸菌といい、1. 腸管出血性大腸菌 2. 腸管組織侵入性大腸菌 3. 腸管毒素原性大腸菌 4. 腸管凝集付着性大腸菌 5. 腸管病原性大腸菌の5つに分類され、菌の判別は血清型や細胞毒の検出を指標にして行います。
3. の毒素には60℃10分の加熱で失活する易熱性のものと、100℃30分の加熱でも安定である耐熱性毒素があります。

分布

ヒトや動物の腸管内、自然界にも広く分布。

原因食品

動物(ヒトが多い)の糞便で汚染された原材料からの二次汚染により、あらゆる食品が原因食品。

中毒症状

いずれの菌よる場合でも腹痛、下痢を主症状とし、①や②の場合は血便がみられます。嘔吐、発熱も伴いますが、③に関してはこれらの症状が比較的軽いようです。

予防のポイント

生肉を扱う調理器具は、熱湯及び漂白系の殺菌剤を用いて完全に滅菌します。
保菌者からの汚染がほとんどのため、飲食店等では手洗いを徹底して下さい。