卵質検査について

「卵質検査」とは、卵の品質を確認するための検査です。

1パック(10個まで)を検査し、各測定値・平均値を報告します。

出荷時の品質確認のため、また卵質の改良(採卵鶏の育種改良)データの検証を目的として、ご利用いただける検査項目となります。

<<検査料金>>

5,000円/1検体

※1パック(10個まで)を1検体として検査します。

<<検査納期>>

検体到着日翌日の夕方に報告書を出力します。

※検査は毎週火曜日に実施しますので、火曜日午前中までに弊社へ検体が到着するよう発送をお願いします。

<<検査項目>>

測定項目 項目詳細 備考
卵重(g) 卵殻および卵黄、
卵白など、卵全体の重量。
鶏卵の取引規格(鶏卵規格取引要綱)に、LL、L、M、MS、S及びSSの基準(重量)が定められており、製品であれば、卵重の測定により表示された重量を満たしているかを確認できます。
卵重は排卵鶏の日齢が進むにつれ、増加すると言われています。
卵殻強度
(Mpa)
卵に圧力を加えた
時の割れる直前の数値。
卵殻強度は、排卵鶏の老齢化や栄養不良、鶏舎内の喚起不良などの要因で低下すると言われています。
規格として一律に定められた基準はありませんが、通常、2~3kgf程度を最低限度としています。
卵殻厚み
(mm)
卵殻膜をはがした卵殻の厚み。 卵殻の厚みが0.33mmを下回ると、破卵率が上昇します。
通常、0.20~0.35mmあたりで管理基準を設定しています。
HU 卵内部品質の指標(鮮度指標ともいう)卵白高と卵重より算出。 鶏種、排卵鶏の日齢や産卵後の経過日数、保管温度の要素に左右されます。
排卵鶏の日齢が進むにつれHUは低くなり、保存温度が高いほどHUの劣化が進みやすい事が知られています。
HUは米国農務省が設定した基準(72以上がAAランクとされています)であり、JAS法や食品衛生法などでは言及されていません。
しかし、現在は卵の品質指標として用いる動きが浸透してきています。
YCF 卵黄の色。DSMヨークカラーファンという色見本に基づく数値。 生産現場から研究用途に至るまで、幅広く使用されているのが色差計やヨークカラーフファンによる評価方法です。
卵黄の黄色はカロテノイド系色素に左右されます。
鶏は体内でこの色素を合成できないため、トウモロコシ、パプリカの抽出物などの色素を含む飼料を与えることで着色を図ります
目視項目 ※目視による検査です。異常がある場合には、報告書備考に記載します。
卵殻外観 卵殻のヒビ、割れの有無を確認します。
ヒビや割れがある場合、卵殻強度の検査はできず、ND(データなし)としてご報告します。
卵内異物 割卵した際に見られる卵内の血斑や肉斑の有無を確認します。
卵黄異常 2黄卵、3黄卵などを確認します。

卵は様々な部位からなり、部位によって下記のような要因にわける事ができます。

それぞれの要因を総称して卵質とよびます。弊社では、★部分を測定してご報告します。

卵質 卵の外観 卵の形状
  • 卵の重量
卵殻
  • 卵殻強度
  • 卵殻の厚さ
卵殻色
卵黄 卵黄の重量
  • 卵黄色
卵黄の高さ
卵白
  • 濃厚卵白の高さ
濃厚卵白と水溶性卵白の割合
肉斑の血斑の有無

<<補足>>

鶏卵の取引規格(箱詰鶏卵規格)に記載のある鶏卵の品質で、「特級」とされるものは下記のような判断基準をもって区分されます。

卵のイメージ
外観検査及び透光検査した場合

卵殻:卵円形、緻密できめ細かく、色調が正常なもの。清浄、無傷清浄なもの。

透光検査した場合

卵黄:中心に位置し、輪郭はわずかに見られ、扁平になっていないもの。

卵白:透明で軟弱でないもの。

気室:深さが4mm以下でほとんど一定しているもの。

割卵検査した場合

拡散面積:小さなもの。

卵黄:円く盛り上がっているもの。

濃厚卵白:大量を占め、盛り上がり、卵黄をよく囲んでいるもの。

水様卵白:少量のもの。

鶏卵規格取引要綱(平成12年12月1日付け12畜A第2166号農林水産事務次官通知)より抜粋