検水の採取方法

プラスチック瓶(ハイポ入除く)またはガラス瓶への採水方法

洗浄済みの試料容器を試料水(検水)で2~3回ゆすぎ、満水になるよう採水してください。

  • 河川、湖沼などの表層水を採取する場合には、試料容器に直接採水してください。
  • 任意の深さから試料を採取する場合には、試験の目的、周囲の状況などに応じて採水器を使用してください。
  • 給水栓、井戸などから採取する場合は、管内に滞留している水を放流し、水質が一定になったことを残留塩素や水温で確認した後、採水してください。ただし、鉄や亜鉛、鉛などの溶出、揮発性有機化合物の検査の際には、開栓直後に採水する場合もあります。

なお、採水時には次の事項を記載します。(依頼書参照)

  • 検体情報(採水場所、採水箇所、検水の種類、原水の種類等)検体名(採水場所及び採水箇所を含む)、検体分類 ※(飲料水、浴槽水等)、原水の種類(水道水、井戸水等)
  • 採水年月日・時刻
  • 気温・水温
  • 採水者の所属および氏名

※検体分類は、検体名を表すものではなく、検査基準及び方法を分類するためのものです。

滅菌ハイポ入採水瓶への採水方法

(使用に際しましては、採水方法及び注意事項をよくお読みください)

採水方法
  1. 蛇口からの採水時は、付属しているもの(ろ過器、ゴムホース等)をはずします。
  2. あらかじめ蛇口を開き、5分間位放流します。
  3. 袋から容器を取り出します。
  4. フタの内側や瓶の上部に指などが触れないように注意してフタを開けます。
  5. 容器の一番上の目盛りを越えるように、検水を採水してください。(公定法では検査に要する量が決まっています。採水量が不足する場合は、不可能となる場合がございます)
  6. フタの内側に手が触れないようにすみやかにフタを固く閉めます。(浴槽・プール槽等からの採水は、3~6を参考に採水してください)
注意事項
  • 滅菌ハイポ入採水瓶は、水質検査の細菌検査以外には使用しないでください。
  • 採水後すみやかに検査します。直ちに検査できない場合は冷暗場所で保管し、出来るだけ早く検査します。採水から検査までに時間がかかると細菌数が変化し検査に影響が出る場合があります。
  • 直射日光を避け、小児の手の届かない場所に保管してください。
  • 製品に破損・割れ・ヒビ・歪み・包装の破れやピンホール・異物の混入・その他が認められた場合には使用しないでください。
  • 滅菌ハイポ入採水瓶はプラスチック製品の特性上、外部からの過度の圧力や、高温度による歪みや破損を生じる場合がありますので、過度の圧力・湿度をかけないように使用・保管してください。
  • 滅菌ハイポ入採水瓶はプラスチック製品のため、製造工程で原材料から生じた微小なプラスチック片などが混入する場合があります。
  • 滅菌ハイポ入採水瓶はプラスチック製品の特性上、静電気などによりホコリ等を吸い寄せる場合があります。
  • フタを開ける時は、内容物(ハイポ)が飛び散らないようにしてください。
  • 包装を開封した後は、すみやかに使用してください。
  • 滅菌ハイポ入採水瓶の使用は1回限りです。再使用はしないでください。
  • 使用後の器材等はオートクレーブ等で滅菌処理してから、各自治体の廃棄物に関する規定に従って医療廃棄物または産業廃棄物等に区別して処理してください。

※ 採水量は検査項目、試験方法、成分濃度、基準値などにより変わります。

採水瓶について

  • 採水瓶の種類及び採水量は、検体分類、検査項目、試験方法、濃度、基準値等を基に設定しております。
  • 滅菌ハイポ入採水瓶は、細菌検査用です。他の水質化学検査項目用途には使用できません。
  • 浴槽水、プール水の水質化学検査ご採水時は、専用のMP採水瓶をご使用ください。飲料水検査や他の水質検査には使用できません。
  • 水質化学検査用の採水瓶は、検体の種類・検査項目に適した洗浄方法による洗浄済み瓶です。弊社指定の採水瓶をご使用願います。
  • 弊社指定採水瓶以外の容器をご使用の場合は、容器の清浄度が不明であるため検査結果への影響が不明となりますので、その旨報告書に記載する場合がございます。また同理由により、ご依頼いただいた検体に関する異常値や基準値超えに関する結果やお問合せに回答できない場合がございます。

試料の運搬について

検体採取後は、すみやかに冷蔵保管にて、液漏れ、破損等の無いように検査室まで発送してください。検査室での検体保存条件は、微生物による分解、酸化などによる変化を避けるため冷暗所(5℃±2)に保存します。

遊離残留塩素の試料採取について

飲料水の遊離残留塩素検査方法では、『試料の採取及び保存として、精製水で洗浄したガラス瓶に採取し、直ちに検査する』との記載となっています。この検査項目は採水時に直ちに現場での検査が基本となります。(この検査項目は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行規則では、7日以内ごとに1回、定期に行うこととなっています。通常はお客様での日常管理検査項目となります。また、遊離残留塩素は保存状況により大幅に濃度低下を起こし易いため、弊社へご送付いただいた後の検査では測定値が極端に低く出る場合がございます)従いまして、弊社へ検体を送付後検査の場合は、参考値扱いとなりますのでご留意下さい。また、その際は採水瓶に気泡空間が入らぬように採水後、直ちに冷蔵保管にて送付下さい。(採水瓶はSG(SI可)どちらも参考値扱いとなります)